保育目標・保育の特徴
保育の理念
- 児童福祉法に基づき保育を必要とするすべての子どもの保育を行い、子どもの最善の利益を守り、もっともふさわしい生活の場を保障する
- 入所する子どもの保護者や地域の子育て家庭に対し、さまざまな人や専門機関との連携を図りながら、育児支援等を行う役割を果たしていく
保育の目標
園目標「子どもが真ん中」
大切にしたい
明るく素直な心
健康でいきいきと活動できる力
感謝する心
感動し驚く心
自己発揮できる力
保育の特徴
あそびを大切に
集団で暮らしていると、当然いろいろなトラブルが起きます。ささいなことから思いのずれ、興味関心のちがい、取り組み方の違いなど原因はさまざまです。本園ではトラブルが困るからとすぐに止めに入ったり、大人の価値観や都合で解決してしまったりすることをできるだけ控えるようにしています。トラブルにはお互いの言い分がありますし、不注意が原因であることもしばしばです。そこをわかって「じゃあ、どうしよう」という経験を子ども自身が学び積み上げていかないと「誰かが解決してくれるだろう」と他人事になってしまい、受け身の態度を学ぶだけになってしまいます。
子どもたちが保育園で遊んだり生活したりしながら、その年齢なりに見通しをもって、自分でできることには自分の判断で取り組むことができるように見守るよう心がけています。
異年齢児保育
異年齢児編成での保育によって自分より年上・年下の子どもと生活する体験を持つことで、同一年齢では得られない諸側面の育ちを見ることができます。
年上児が年下児への思いやりを持つことや年下児が年上児に憧れの気持ちを持って、真似をしたり挑戦したりして最後まで頑張る姿が見られます。
しかし、子どもがそのような姿に至るのはそれほど容易ではなく、年上児は遊びを邪魔する年下児を疎ましく思ったり、年上児と同じように活動できない年下児が自己中心的な行動をしたりすることもあります。このような異年齢児のかかわりのなかで生じる心の葛藤は子どもたちが成長するうえで不可欠なものです。子ども一人ひとりがじっくり葛藤を経験できる時間を保障していくことが大切だと考えています。
こうした体験を通して少しづつクラスの一員としての自覚が芽生え、自信や意欲を持つ子どもになっていきます(必要に応じて、年齢別の保育を行っています)。
和太鼓
《音が合うって気持ちいいねJ 豊かな感性が育まれるように》
未満児クラスの頃から、保育士とともに身体全体で音楽を感じたり、表現したりする楽しさを味わうことができるような環境を作っています。
友だちの音を聞いたり心を合わせたりしながらひとつの音楽を作り上げる喜びや達成感をもつように和太鼓の演奏に取り組んでいます。
子ども達は太鼓の曲が出来上がっていくなかで自然に「約束を守ること」や「努力すること」の大切さを学んでいきます。体操教室(3~5歳児)・サッカー教室(4・5歳児)
《おもしろそう!やってみたい!を大切に》
当園では週に1回、体育教室の講師による体育教室とサッカー教室をおこなっています。
この時間は、トレーニングのように特定の動きばかりを繰り返したり、運動の頻度や強度が高すぎて子どもたちの体や心の育ちにストレスが加わったりするような活動はありません。
一人一人の子どもたちの興味や生活経験に応じた遊びのなかで、子どもたち自らが体を動かす楽しさや心地よさを実感することを大切にし、その遊びのなかで、多様な動きを身につけていくことができるような環境を工夫しています。
楽しく体を動かす遊びは、生涯にわたってスポーツを楽しむための基礎的な体力や運動能力を発達させるだけでなく、複数の友だちとの関わりを通して、コミュニケーション能力、やる気や集中力、社会性や認知的能力などがはぐくまれる機会をあたえてくれます。施設訪問(4・5歳児)
《おじいちゃん、おばあちゃんって、あったかいんだね》
年間2回ほど施設を訪問させてもらい、お年寄りの方々とふれ合い、感謝の気持ちや尊敬する気持ちを実感できる機会を作っています。はじめて出会うおじいちゃん、おばあちゃんとも手をつないだり歌を歌ったりして、少しずつ心を通わせていくステキな時間です。